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デザインについて
パソコン原始時代の話
  ちょっと大げさなタイトルですが、256色表示ができクリエイター達に人気のMacと比べ、16色しか表示できないNECの98シリーズ全盛の時代でした。そういった性能でも学生時代88でベーシックを教わった身としては最先端の製品でしたので、社会人になってからは98オンリーで初の32ビットノートパソコン(モノクロ表示)や初の32ビットデスクトップ(もちろん98)を購入しました。確かCPUは16MHzでした。HDDが120Mの容量で12万円、当時一般的な16色表示のモニターは3〜4万円のところ、12万円の大枚を出して購入した1600万色EPSONのモニター(当時ハイレゾと言っていた)。それにI-Oデータの8万円するビデオボードを取り付けフルカラーが表示できるまでに性能アップさせました。が、それに対応するソフトが無い。その後Windows3.0が登場し256色表示はできるようになりましたが、またまたそのWindows3.0に対応するソフトがほとんどない。建築用CADぐらいだったと記憶しています。いやパソコン通信用のソフトがNECより発売になりましたが、DOS上で動くソフトと比べて格段に重く個人で使用するにはコストも高く利用価値がありませんでした。なぜ個人の私が使用していたかと言うと、住んでいた高円寺の駅前に購入後2日以内だったら9割の値段で買い戻してくれる店があったからです。つまり定価の10%でレンタルしたのと同じ事です。 当時NIFTY-Serveでパソコン通信をやっていた私はNECフォーラムにあったWindiwsフォーラムに書き込んだのですが、私が3番目。その半年後この書き込みボードを観ても誰も書いていない。こういったWindws初期の時代でした。
パソコンでデザイン。これは皆さんご存じの通りMacが始まりで、Windowsユーザーの私は仕事先ではMac、自宅ではWindowsと二刀流を貫き、仕事先のAdobe Illustratorの練習用に自宅のWindows95にCorelDRAW (コーレルドロー)をインストールし練習していました。イラレ5.0まではWindows対応していませんでしたので。 その後Windows対応版のIllustratorが発売になってからはご存じの通り。現在ではIllustrator8.0/10/CS/CS2の4タイプを外注先にあわせて使用しています。

印圧・濃度ぶれを考慮したデザイン 
また同じオフセット印刷でも、通常、洋紙に分類されチラシ等に使用される薄紙(270k以下)と厚紙(ボール紙など)は印刷時に印刷機の印圧が違うため濃度差が出るデザインがあります。
また厚紙を印刷する会社では取引先(顧客)によりカラー印刷を主要とする会社と、特色(ベタ)を主要とする会社に分かれます。前者はカラーのアミがきれいに出るようブランケットと呼ばれるインクを転写するゴムのローラーを硬いモノを使用しており、後者は特色ベタの色むらが出ないように柔らかいブランケットを使用する傾向にあります。それぞれ自社の印刷しか解らず、他社(ライバル会社)と比較する事がないため、こういった事が原因となり印刷会社を頻繁に変更している顧客ほど印刷クレームを出します。通常印刷した印刷会社の品質が悪いということになりますが、客観的に観てクレームを付けられた印刷会社に同情してしまいます。タダそこに知識が豊富で優秀な営業マンがかんでいたら印刷クレームになるような事は無いでしょう。なぜなら・・・1・・・2・・・3 といろいろあります。
最近の印刷機は高性能になり濃度のぶれはあまり見かけなくなりました。価格を問わなかったら品質は保証できる会社が多数あります。が、不況の時代です。有り余る広告宣伝費を持っている会社などありません。印刷単価が下がるとそれに伴い品質も落ちる会社へ外注することになるかもしれません。出す側としては外注先の品質など解りませんので自分で防御する必要があります。そこで印刷機の濃度ぶれ対策を施します。

【簡単にできる濃度ぶれの対策】 一般的な印刷機(ココではオフセット印刷機について)では最初の初刷から最後の刷り終わりまでの濃度差が±5内が許容範囲になっています。これ以上の品質を要求したら、この範囲から外れた印刷物を捨てる事になりますので価格が高くなるのは当然です。品質をうるさく言って「俺はよく知っているんだ」みたいな顧客がまれにいますが、こういった人には現場の論理が解りません。そこでデザイナーは、この5%ぶれたらどうなるかイラストレータ上で、またフォトショップ上で仮の色を作成しモニターで判断して見るのもその対策です。また薄い濃度(5%以下)ではベタ部分は作成しないのが基本です。私は10%以下の色は使用しませんし、そういったデータをもらった時は顧客に断わったうえで修正しています。 これデザイナーの常識です。

印刷をする対象物によるデザインの違い 
印刷の対象物は、紙・厚紙・ラベル・フィルム・アルミ・プラスティック等様々で、印刷形式も変わります。オフセット印刷(紙・厚紙・ラベル)、グラビア印刷(・フィルム・紙・厚紙)、樹脂版印刷(ラベル)、シルクスクリーン印刷(プラスティック)など、印刷形式が変わる事によりそれに入れるデザインも自ずと変える必要があります。
たとえば、ラベルに樹脂版印刷するときはグラデーションの薄い部分が10〜15%あたりで切れてしまうので、化粧箱と同じデザインをラベルに入れるときはグラデーションのカーブをいじる必要があります。これがデザインを壊して出来ないときは、単価が高いオフセット印刷に切り替える必要があります。

 
 
 
      
 
 
 
 
     
     
     
     
     
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